家庭菜園などでも多く育てられているキダチアロエやアロエベラですが「種子」は見かけた事は少ないかと思います。サイズは1㎜から2㎜程度で樹木状となるアロエでも種子はミクロです。植物は株分け、いわゆる栄養繁殖はクローンなわけですが、アロエの場合自家受粉によって種子が出来ないまたはできにくいタイプがあります。
キダチアロエやアロエベラもこのタイプです。キダチアロエの場合開花期が初冬ということもあり昆虫には頼れません。伊豆の場合にはメジロやスズメなどの小鳥が担ってくれていて、とんがり帽子のような赤い花に留まる小鳥たちは冬の風物詩です。伊豆白浜のアロエの里では真冬にミツバチが飛んでいたりして受粉させるのをまれに見かけるので、ぜひ近くでも楽しんでいただきたい冬のアロエです。
播種発芽確率は低いのですが、トライの敷居は低いのでチャンスがあれば初挑戦はいかがでしょう。プラスチックの透明カップチャレンジはお勧めです。
後日やりかたをご紹介しましょう。インスタグラムで検証結果をアップしていますのでぜひご覧ください。https://www.instagram.com/nihon_aloecenter/